AtomComponent
AtomComponentとは、音声を再生するためのコンポーネントです。
AtomComponentのパラメータを編集することにより、様々な設定が可能です。
AtomComponentのパラメータの一部は、Unreal Editor上で編集が可能です。

AtomComponentのパラメータ

下図は AtomComponent の詳細設定画面です。
criware_ue4_030_atom_sound.png
主要なパラメータの説明を、以下に記載します。

Transform

音源の座標や向きを指定します。
CRI Atom Craftでキューを作成する際、波形データのパンタイプを3Dポジショニングに設定した場合、アクタとプレーヤの位置関係に応じたボリュームコントロール(距離減衰の適用)が自動で行われます。

Sound

再生する音声データ(Atom Cueアセット)を指定します。
Volume Multiplierで再生開始時のボリュームを変更することも可能です。
備考:
音声データのボリュームはCRI Atom Craft上でも編集が可能です。
音声データが大量にある場合等、AtomSoundアクタのパラメータ編集に手間がかかる場合には、CRI Atom Craft上でパラメータ設定を行うことも検討してください。

Atom

キューを再生する際のパラメータを指定します。
以下の項目を設定可能です。
パラメータ名 説明
Enable Multiple Sound Playback 1つのコンポーネントで複数の音を同時に再生するかどうかを指定します。
チェックボックスがOFFの場合、再生リクエスト時に現在再生中の音を一旦止めてから再生を開始します。
チェックボックスがONの場合、再生リクエストを複数回行うと、複数音が重なって再生されます。
(ブループリント等で再生をトリガした場合の挙動を指定するパラメータです。)
Use Playlist シームレス連結再生を使用するかどうかを指定します。
Sound Object 発音数を管理するサウンドオブジェクトを指定します。
Block Index ブロックデータを再生する際、最初にどのブロックから再生するかを指定します。
AISAC Control 再生開始時点で指定するAISACコントロール値を指定します。
Selector Label 再生開始時点で指定するセレクタラベルを指定します。
Loop Setting ループ再生を行う設定を "Inherited", "Loop", "One Shot" から選べます。 Atom Cue アセットの設定を無視してループを有効化・無効化できます。
Only 2D Sound コンポーネントから再生する全サウンドを、3D 座標を持たない 2D サウンドとして再生します。

AudioVolume

AtomAudioVolume 機能に関する設定です。 詳細は AtomAudioVolume を参照してください。

AreaSoundVolume

AreaSoundVolume 機能に関する設定です。 詳細は AreaSoundVolume を参照してください。

Attenuation

サウンドの減衰方法を、サウンド減衰アセットや Attenuation Overrides で指定することが可能です。
詳細は「 3Dサウンド 」を参照してください。

Activation

Auto ActivateチェックボックスがONになっている場合、アクタはシーンの開始と同時に音声の再生を開始します。
(チェックボックスをOFFにした場合、ブループリント経由で再生処理を行う必要があります。)