オーディオデバイスの変更の検出

概要

CRIWARE UE4 Plugn では UAtomDeviceWatcher クラスを使うことで、オーディオデバイスの変更をゲーム上で検出することができます。

使用方法

下記の操作手順を想定しています。
  1. UAtomDeviceWatcher オブジェクトを作成する。
  2. OnDeviceUpdated にイベントをバインドする。
  3. 起動時や OnDeviceUpdated トリガ時にデバイス情報をチェックする。
  4. スピーカー接続時とヘッドホン接続時のそれぞれのケースについて、適宜スピーカー角度の設定を行う。
ブループリントによる実装例
criware_ue4_atom_device_watcher_usage.jpg

デバイスのチャンネル数の取得

Get Device Channel Count ノードを使うことで現在のデバイスのチャンネル数を取得できます。

デバイス名の取得

Get Device Name ノードを使うことで現在のデバイスの名前を取得できます。
この機能は一部機種でのみ有効な文字列を返します。
PC(Windows)環境では常に同じ文字列が返されます。

スピーカー角度の設定

Set Speaker Angle Array ノードを使うことで、デバイスのスピーカー角度を変更することができます。
常に 6ch 分(L、R、C、LFE、Ls、Rs)の角度を指定する必要があります。
ステレオスピーカーに対してのみ設定を行うことはできません。
5.1ch スピーカー時は ITU-R BS.775-1 の推奨角度で設定し、ヘッドホン時は L、R、Ls、Rs を正方形に配置することを想定しています。

構成 L R C LFE Ls Rs
Speaker -30+300 0 -120+120
Headphone -45+450 0 -135+135
スピーカー角度配列の例
criware_ue4_atom_device_watcher_speakersettings.jpg