ムービ再生

ムービ再生について

下図のように、レベル内のオブジェクトにムービを貼り付けて再生することが可能です。
criware_ue4_032_texture_movie.png

テクスチャムービの再生方法について

レベル内のStaticMeshにムービを貼り付けて再生する方法を説明します。
具体的な手順は以下のとおりです。
  1. エクスプローラからコンテンツブラウザへ、usmファイルをドラッグ&ドロップ
    この操作により、usmファイルが ManaMovie アセットとしてインポートされます。
    criware_ue4_032_mana_import_usm.png
  2. 生成されたアセットの右クリックメニューから [Create ManaTexture] をクリック
    criware_ue4_032_mana_create_texture.png
  3. 生成されたテクスチャの右クリックメニューから「マテリアルを作成」をクリック
    criware_ue4_032_mana_create_material.png
    下図のように、マテリアルの種類を選択するように求められます。
    criware_ue4_032_mana_create_material_ui.png
    • "component textures" を使用するマテリアルは、ムービの各色成分(YUV(A))をマテリアルのソースとして使用します。YUVからRGBの変換は、このマテリアル内で行われます。パフォーマンスの面で、こちらの使用を推奨します。
    • "Render to Texture" を使用するマテリアルは、オフスクリーンでYUVからRGBにプリレンダリングされたテクスチャ(RGB)を使用します。このオプションを指定すると、自動的に ManaTexture の "Render to Texture" を有効にします。RGBAテクスチャが必要な場合にこのオプションの使用を推奨します。
  4. [アクター「StaticMesh1」の詳細パネル > ブループリント/スクリプトを追加]をクリック
    criware_ue4_032_mana_create_blueprint_from_static_mesh.png
  5. 作成されたブループリントを開く
  6. [コンポーネント「StaticMesh1」の詳細パネル > Materials > エレメント0]に、動画のマテリアルを選択
    criware_ue4_032_mana_set_material.png
  7. 「コンポーネントを追加」ドロップダウンリストから、[Mana Component]をクリック
    criware_ue4_032_mana_add_mana_component.jpg
  8. [Manaコンポーネントの詳細パネル > Rendering > Movie]に動画のテクスチャを設定
    criware_ue4_032_mana_set_movie_texture.png
  9. 下図のように、ゲーム開始時に再生開始するブループリントグラフを作成
    criware_ue4_032_mana_blueprint_play_on_start.png
  10. ブループリントをレベル内に配置
以上の操作で、StaticMesh上でムービが再生されます。
補足:usm動画ファイルの読み込みタイミングについて
usmファイルをコンテンツブラウザにD&Dすると、Sofdec2用のテクスチャアセットが生成されます。
このテクスチャアセットは、usmファイルへのパスを保持しており、usmファイル内の動画データは保持していません。
また、Unreal Engine標準の動画再生機能「Media Framework」と異なり、アセットの作成やロード時にはusmファイルを読み込みません。
ManaComponentで再生開始すると、内部でManaPlayerを作成してusmファイルを読み込み、ストリーム再生します。
補足2:UI上でのムービ再生について
CRIWARE SDK for Unreal Engine パッケージ内のサンプル "cri/UnrealEngine/Sample/UE4Project/Sofdec2Samples/Mana020_FullScreenPlaying" を参照してください。 この方法ではマテリアルを手動で編集する必要はありますが、レンダリングターゲットを使わないためメモリを余計に消費しません。 また、デフォルトでHDRに対応しております。HDR 非対応の方法でレンダリングすると階調飛びを起こすのでご注意ください。