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ADX チュートリアル No.17 : DSPバスによるエフェクト制御

今回のレッスンでは、DSPバスによるエフェクト制御をご紹介します。

DSPバス設定とは?

マニュアル「DSPバスによるエフェクト設定」をご覧ください。

エフェクトを設定するには?

CRI Atom Craftで設定します。
詳しくは「ADX チュートリアル No.16 : ゲーム内の状況に応じて変化するサウンド (AISAC機能の紹介)」をご覧ください。

新しい音素材を導入する

あらかじめエフェクトが設定された音素材をご用意致しましたのでこちらをご利用ください。

ADX2 LEをご利用の方はこちら

  • cri\common\cri_smpdata\tutorial_sample_ue4_lesson18_le.zip

製品版ADX2をご利用の方はこちら

  • cri\common\cri_smpdata\tutorial_sample_ue4_lesson18_pro.zip
    ダウンロードした「DSP_Bus_Effect.acb」と「SimpleMusic.acf」をUE4プロジェクトにインポートしてください。
    今回はACFファイルの内容を変更しているため、インポートした後にUE5エディタを再起動してください。

音を鳴らす前に

説明上の混乱を避けるため、前回のチュートリアルでレベルに配置した音とレベルブループリントに配置したノードを取り除いてください。

実装してみる

「DSP_Bus_Effect_DSP_Bus_Effect_voice_a」をレベル上に配置します。
「DSP_Bus_Effect」アセットの詳細ウィンドウで表示されるウィンドウから配置が可能です。


「DSP_Bus_Effect_DSP_Bus_Effect_voice_a」の詳細パネルにある「Auto Activate」のチェックを外します。


「DSP_Bus_Effect_DSP_Bus_Effect_voice_a」の詳細パネルにある「Allow Spatialization」のチェックを外します。


「Atom Rack」アセットを作成します。

次に「Project Settings」->「CriWare」->「Core」の「Sound Renderer」->「Master Rack」に作成した「Atom Rack」アセットを指定します。


Tips

デフォルトのスナップショットの変更

「Atom Rack」アセットの詳細ウィンドウにある「Buses」から「Dsp Bus Setting Name」と「Snapshot」をそれぞれ変更できます。
※SnapShotの詳細な説明はこちら

DSPバス設定をアタッチする

レベルブループリントを開きます。
今回作成した「Atom Rack」アセット用の変数「ASRRack」と「Dsp Bus Setting」アセット用の変数「BusSetting」を作成します。


変数を作成後に一度コンパイルをすることで、詳細タブから初期値を設定できるので、
「ASRRack」には上で作成した「Atom Rack」アセットを指定します。


今回は「BusSetting」変数の初期値を設定します。
まずは「SimpleMusic」AtomConfigの詳細を開きます。
その中の「Dsp Bus Settings」->「Index[1]」にある「SimpleMusic_DspBusSetting_Special」を右クリックでコピーします。


次にレベルブループリントの「BusSetting」の「Default Value」->「Bus Setting」で右クリックして貼り付けます。


BeginPlay時に「Set Dsp Bus Setting」ノードが実行されるようにします。

音を聴いてみる

スペースバーが押されたときにキューが再生されるようにします。


レベルブループリントをコンパイルし、ゲームを開始してください。
スペースバーを押したときにキャラクターの声が反響して聴こえてくれば成功です。

スナップショットを切り替えてみよう

レベルブループリントを開きます。
「Atom Rack」の「Set Snapshot」ノードを実行するとスナップショットを切り替えることができます。
今回お渡ししたデータにはスナップショットが3つ用意されていますので、それぞれキーボードの 1,2,3 で切り替わるようにしてみましょう。

まずは「Snapshot」に指定する名前の配列を変数「SnapShotList」として用意します。

今回は次の名前でスナップショットを用意しています。

  • 「GenericReverb」
  • 「UnderWater」
  • 「ConcertHall」


ブループリントは「Atom Rack」の「Set Snapshot」ノードに対して先ほどの配列から取得した名前を指定します。

再度音を聴いてみる

ゲームを開始し、キャラクターの声を再生してください。
キーボードの1や2、3を押すとキャラクターの声の反響の仕方が変化します。