パラメータ | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
Number of Loaders | 使用する CriFsLoader ハンドルの数。 CriFsLoaderは通常のファイル読み込みに使います。 CRI Atomの機能を使用する場合は、Number of Loadersの値を最低でも1つ増やす必要があります。 | 16 |
Number of Binders | 使用する CriFsBinder ハンドルの数。 CriFsBinderはフォルダやCPKファイル(専用パッキングファイル) からのファイル読み込みに使います。 また、一つのAWBファイルのロードにつき、一つバインダ数を増やしてください。(内部でバインダを一つ消費するため) | 8 |
Number of Installers | 使用する CriFsInstaller ハンドルの数。 CriFsInstallerは書き込み可能な外部デバイス(HDDなど)へファイルをコピーするために使います。 Number of Installersを1増やす度に、メモリ確保量が 2KB程度増えます。 | 2 |
Install Buffer Size | CriFsInstaller の設定です。 ファイルコピー時のバッファサイズをKiB単位で指定します。 | 4096 [KiB] |
Max Length of Path | 読み込みやインストール時に指定するパスの最大の長さを指定します。 HTTPリクエスト時のURLの最大長もこの数値に依存します。 終端文字も含めるため、実際に使用できる文字数は"本数値-1"となります。 | 256 [byte] |
User Agent String | HTTPリクエスト時のUser-Agent文字列です。最大255文字(255バイト)です。 | なし |
Minimize FD Usage | このチェックが有効な場合、プラグイン側でのファイルディスクリプタの使用を最小限で行うようになります。 ファイルディスクリプタの節約を行いたい場合に有効にしてください。ただし、有効にするとファイル読み込み性能が若干落ちる恐れがあります。 | 無効 |
Enable CRC Check | このチェックが有効な場合、CPKファイルのCRCチェックを行うようになります。 | 無効 |
Android Config | Android用コンフィグ: | |
---|---|---|
- Device Read Bitrate | Androidのデバイス読み込み速度設定です。 | 50000000 [bps] |
パラメータ | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
ACF File Name | デフォルトのACFファイルを指定します。 | なし |
Max Virtual Voices | 最大バーチャルボイス数。 同時に発音制御を行うボイス数です。 Manaによる動画再生を行い同時に再生する動画の音声トラックが4を超える場合は、超えた音声トラック数分だけ本値を増やす必要があります。 | 32 |
Max Voice Limit Groups | 最大ボイスリミットグループ数。 オーサリングツール上で作成したボイスリミットグループの数が、設定値を超える場合、ACFファイルのロードに失敗します。 | 32 |
Max Parameter Blocks | 最大パラメータブロック数。 音声再生時にパラメータ管理を行うための領域の数です。不足した場合、再生するキューに対して 一部のパラメータが設定されないことになります。 | 1024 |
Max Buses | 最大バス数。 音声処理で利用可能な最大バス数です。データで設定したバス数以上の値を設定してください。 | 8 |
Max Categories | 最大カテゴリ数。 オーサリングツール上で作成したボイスリミットグループの数が、設定値を超える場合、ACFファイルのロードに失敗します。 | 32 |
Max Sequence Events Per Frame | 1フレームに扱うシーケンスイベントの最大数。シーケンスコールバックイベントなどを、設定値分だけ扱います。 同時に複数のイベントが発生するなどして取りこぼしが発生する場合は、設定値を増やしてください。 | 2 |
Max Beat Sync Callbacks Per Frame | 1フレームに扱うビート同期コールバックの最大数。ビート同期コールバックなどを、設定値分だけ扱います。 同時に複数のコールバックが発生するなどして取りこぼしが発生する場合は、設定値を増やしてください。 | 1 |
Categories per Playback | 再生単位でのカテゴリ参照数。 データ側で設定したキューの参照カテゴリ数が設定値を超える場合、ACFのロードに失敗します。 | 4 |
Sampling Rate | 出力サンプリングレート。 HCA-MXデータ使用時は、データのサンプリングレートと同じレートを指定する必要があります。 0(デフォルト値)の場合、PCは48kHz、iOS/Androidは44.1kHzとなります。 | 0 |
Server Frequency | CRI Atomのサーバ処理の動作周波数。 サーバ処理では、発音リクエスト処理、パラメータ更新、音声データのデコードと出力を行います。 | 60 [Hz] |
ASR Output Mode | [Default]の場合、プラットフォームがサポートする最大チャンネル数で出力を行います。 [Stereo]を選択した場合は、2chにミキシングしてデバイスに出力します。 | Default |
Use Time For Seed | 音声の各種ランダム再生時に使用する乱数種に時刻を使用するかどうかを指定します。 使用しない場合、乱数種は固定になります。 | 使用しない |
Use In Game Preview | インゲームプレビュー機能を使用するかどうかを指定します。 Disable, Enable, Follow Build Setting のいずれかから選択します。 Follow Build Setting の場合はエディタービルド設定が Development Build のときのみインゲームプレビューを有効にします。 ※一部の機種では非対応です。 | Disable |
VR Mode | VR 向け機能を使用するかどうかを指定します。 詳細は VR 向け機能 を確認してください | 使用しない |
Keep Playing Sound On Pause | Editor 実行中に Pause を押した時などで Unity がポーズ状態へ遷移した際、Atom の音声出力も一時停止させるか。 | 一時停止しない |
Standard Voice Pool Config | 標準ボイスプール用コンフィグ: 標準ボイスはADXデータとHCAデータを再生することができます。 | |
- Memory Voices | 標準ボイスのメモリ再生数 | 16 |
- Streaming Voices | 標準ボイスのストリーム再生数。 再生数1つにつき、CriFsLoaderハンドルが1つ必要です。 Streaming Voicesの値を1つ増やす場合、[File System Config]グループのNubmer of Loadersの値も1つ増やしてください。 | 8 |
HCA-MX Voice Pool Config | HCA-MXボイスプール用コンフィグ: HCA-MXボイスはHCA-MXデータを再生することができます。 | |
- Memory Voices | HCA-MXボイスのメモリ再生数 | 0 |
- Streaming Voices | HCA-MXボイスのストリーム再生数 再生数1つにつき、CriFsLoaderハンドルを1つ必要です。 Streaming Voicesの値を1つ増やす場合、[File System Config]グループのNubmer of Loadersの値も1つ増やしてください。 | 0 |
Linux Config | Linux用コンフィグ: | |
---|---|---|
- Sound Output | サウンド出力としてどのシステムを利用するか。 デフォルト(PluseAudio)/PulseAudio/ALSAから選択します。 | デフォルト(PulseAudio) |
- PulseAudio Latency | PulseAudio出力時のレイテンシー設定(単位:マイクロ秒)です。 実行時に音途切れが発生する場合、本設定値を大きくすることで回避できます。 デフォルト設定はサーバー周波数が60Hzの場合を想定した値になっています。 低いサーバー周波数で初期化する場合、本設定値を大きくする必要があります。 | 60000(60m秒) |
iOS Config | iOS用コンフィグ: | |
---|---|---|
- Buffering Time | バッファサイズ (msec単位での指定) iOS端末で音声が途切れる場合このサイズを増やします。また、レイテンシを短くする場合にこのサイズを減らします。 | 50 [msec] |
- Override iPod Music | iPodで音が再生されている場合に、iPodを停止するかを制御。 同様の設定がUnityのiOS固有設定にありますが、Atomライブラリを使用する場合は常にAtomライブラリの設定が使用されます。 | 停止させない |
Android Config | Android用コンフィグ: | |
- Buffering Time | バッファサイズ (msec単位での指定) | 133 [msec] |
- Start Buf Time | 再生開始バッファサイズ (msec単位での指定) | 100 [msec] |
Low Latency Standard Voice Pool Config | 低遅延再生用の標準ボイスプール設定: | |
- Memory Voices | 低遅延再生用の標準ボイスプールのメモリ再生数 | 0 |
- Streaming Voices | 低遅延再生用の標準ボイスプールのストリーム再生数 再生数1つにつき、CriFsLoaderハンドルを1つ必要です。 Streaming Voicesの値を1つ増やす場合、[File System Config]グループのNubmer of Loadersの値も1つ増やしてください。 | 0 |
- Use Android Fast Mixer | Android Fast Mixerを有効化するか。 有効な場合、内部でのリサンプリングにより、より低遅延な音声再生を行います。 | 有効 |
- Use Asr For Default Playback | デフォルトの音声再生を非低遅延再生で行うか。 有効な場合、低遅延再生を有効にしていないプレーヤでは、明示的に非低遅延再生を行います。 | 有効 |
- [Beta] Use AAudio | Android 8以降の端末でAAudioによる音声再生を有効化するか。 有効な場合、対応端末ではより底遅延な音声再生が可能になります。 本機能はベータ版で、音声再生に関連して意図しない挙動が発生する可能性があります。 | 無効 |
パラメータ | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
Number Of Decoders | 同時に使用するプレーヤーハンドルの最大数 ムービ再生数1つにつき、プレーヤーハンドルとCriFsLoaderハンドルが各々一つ必要です。 Number Of Decodersの値を1つ増やす場合、[File System Config]グループのNubmer of Loadersの値も1つ増やしてください。 ここで注意すべきなのは、アルファムービを再生する場合には、デコーダーを2つ使用するということです。 | 8 |
Number Of Max Entries | 連結再生機能を使用する場合、プレーヤーハンドルに同時に登録できるムービの総数。 すべてのプレーヤハンドルで共有されます。 | 4 |
上述のパラメータは数が多いためどの項目から設定すればよいか迷われるかと思います。 大まかな設定について以下のフローをおすすめしています。