ログに "W2021120700:Too high streaming bit-rate." と出力される場合の対処法

概要

W2021120700:Too high streaming bit-rate. (Limit total BPS is ????????)
ログに "W2021120700:Too high streaming bit-rate." と出力される場合のトラブルシューティングを行います。
ログに "W2021120700:Too high streaming bit-rate." と出力される場合、実際に再生中の音声や動画のストリーミング流量の合計が、「 Limit total BPS 」を越えようとしたため、警告が発生しています。
この場合、動画のカクつきや音飛びが発生している可能性があります。
ただし "Limit total BPS" はあくまで読み込み速度の最低のデバイス(PC版ではDVD読み込み)のケースを想定しているものです。
実機上で動作をご確認頂き、動画のカクつき・音飛びが発生していなければ問題無いため、こちらの警告は無視しても構いません。
実際に動画のカクつき・音飛びが発生している場合の対処法は下記のとおりです。
  • ゲーム実行時の音声・動画の同時再生本数を減らす
  • 動画のbpsを下げる(エンコード時の設定を見直す)
    • (※2)小さいビットレートを指定する
    • コーデックをVP9やH.264に変更する
    • 解像度を小さくする
    • fpsを下げる
注意
「(※2)小さいビットレートを指定する」について:
動画圧縮処理には限界があるため、指定したビットレート通りの動画が生成されるとは限らないという点にご注意ください。
生成された動画ファイル(.usm)を弊社ツール Wizz にドラッグ&ドロップして頂き、表示された情報の「Average bitrate (video+audio)」項目が狙い通りのbpsになっているかご確認ください。

「音声・動画の再生本数」や「動画のbps」を調節する際の目安について

まず警告"W2021120700"メッセージ上に表示されている"Limit total BPS"の数値をご確認ください。
W2021120700:Too high streaming bit-rate. (Limit total BPS is この部分の数値)
再生中の全ての「ADXのストリーム再生の音声」と「Sofdecの動画」のbpsを合計した数値が"Limit total BPS"を超えないように調節してください。
(prepare状態の動画も計算に含みます。)

FAQ:ストリーミング流量制限を無効化することはできますか?

「プロジェクト設定 > CriWare > Mana > Force Disable Mana Streamer Manager」チェックボックスにチェックを入れることで無効化できます。
ManaStreamerManagerを無効化した場合のデメリットについては「 CRIWAREの初期化パラメータ詳細 」の該当項目をご確認ください。