CRIWARE Unity Plugin Manual  Last Updated: 2024-04-24
CriLipsDeformerForAtomSource
CriAtomSource と連携するコンポーネント CriLipsDeformerForAtomSource を使用することで、
コーディングをせずにUnity Editor上の設定だけで、ADX LipSyncを使用したリップシンクを利用することができます。
Unity Editor上の設定だけでなく、スクリプト上からの生成・設定も可能です。

設定パラメーター


exp4u_adxlipsync_plugin_component_crilipsdeformerforatomsource_image01.png


CriLipsDeformerForAtomSource Inspectorパラメーター
パラメータ 説明 デフォルト値
CriAtomSource 解析したい音声を再生する CriWare.CriAtomSource null
Update Schedule 解析結果の反映タイミング Late Update
Morph Target CriWare.ICriLipsMorph を継承したモーフィングクラス
パラメータ 説明 備考
Target モーフィングの対象オブジェクト (備考)本パラメータは CriWare.ICriLipsMorph を継承したクラスの実装に依存しています。
本ドキュメントでは図中で選択されているCriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel クラスについて説明します。
ユーザー側で独自に CriWare.ICriLipsMorph を継承したクラスに対してはこの限りではありません。
A Index 「あ」のブレンド量の適用先インデックス
CriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel::aIndex
I Index 「い」のブレンド量の適用先インデックス
CriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel::iIndex
U Index 「う」のブレンド量の適用先インデックス
CriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel::uIndex
E Index 「え」のブレンド量の適用先インデックス
CriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel::eIndex
O Index 「お」のブレンド量の適用先インデックス
CriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel::oIndex
SilenceThreshold(dB) 解析対象のサンプルを無音として判定する音量しきい値 -40dB
SamplingRate(Hz) 解析対象の音声データのサンプリング周波数
必ず解析対象の音声データのサンプリング周波数を設定ください。
一致しない場合は、正しく解析が行われません。
48000Hz

使い方

Morph Targetの選択
[Morph Target]には、 CriWare.ICriLipsMorph を継承したクラスが選択できます。
LipSync プラグインでは想定される各キャラクターモデルごとに以下のクラスが用意されています。
exp4u_adxlipsync_plugin_component_crilipsdeformerforatomsource_image02.png
アプリケーションごとに独自のアニメーションシステムを採用している場合や、独自のキャラクターモデルの構造の場合は
上記のプラグインで用意しているクラスでは十分なモーフィングが行えない場合があります。
そのような場合には CriWare.ICriLipsMorph を継承したクラスを独自に実装し、本コンポーネントに登録することで
モーフィング処理のみ独自に差し替えることができます。

モーフィング処理を差し替えても、 CriAtomSource への管理などは CriWare.CriLipsDeformerForAtomSource が行うため
手軽にADX LipSyncを利用した独自モーフィングを実現可能です。
独自モーフィングクラスについては以下のサンプルを確認ください。

なお、[Morph Target]をスクリプトから差し替えたい場合は CriWare.CriLipsDeformer.LipsMorph が利用できます。
具体的な方法については以下のサンプルを確認ください。
Morph Targetで選択したクラスのパラメーター設定
Morph Targetで選択したクラスに応じたパラメーター設定が表示されます。
図中ではCriWare.CriLipsMorphBlendShapeJapaneseVowel クラスが選択されているため、本クラスのパラメーター設定項目が表示されています。
exp4u_adxlipsync_plugin_component_crilipsdeformerforatomsource_image03.png