CRI ADX2(AtomCraft)
上級編26 セレクタによるトラック遷移

これはなに?

ゲームの状況に合わせ、楽曲を変化させていく演出手段の1つ。
文字通りではありますが、セレクタラベルを用いて再生中のキューの再生トラックを自然に切り替えていく機能です。

動画によるデモ

日本人には馴染みのあるであろう童謡「どんぐりころころ」のアレンジ違いを4種類用意しました。
再生中にセレクタラベルを選択する事で、メロディの位置を維持したまま、再生トラックが切り替わります。

特長

  • 再生位置を維持したまま遷移する
  • 指定した分割数で、曲の長さを等分したタイミングで切り替わる
  • トラック毎にBPMが違っても大丈夫(※ 同一トラック内が同BPMであれば)
  • ストリーミング再生で実現可能
  • 同時再生数(読込負荷)は最大で2トラック(クロスフェード時のみ)
  • クロスフェードの時間やカーブが柔軟に編集可能
  • トラックが完全に切り替わるタイミングと遷移先トラックのボリュームが最大になるタイミングのオフセットが調整できる

Atom Craft上での設定方法

手順が多いので動画で紹介します。

動画内でやったこと:キューシート上でキューを作成する(作成後に種類の変更が効かないので注意)、キューに波形を登録、トラックにセレクタラベルを設定、キューにビート同期情報を追加、各トラックにテンポ情報(BPM)を設定、キューにフェード時間を設定

効果的な演出ケース

・状況変化やシーンの切り替えが頻繁にある作品内で、楽曲やメロディを全部しっかり聞かせたい、覚えてもらいたいとき
author:kawaguchi