CRI ADX2(Unity)
中級編01 CriAtomSourceとCriAtomExPlayer

前のチュートリアルで、C#スクリプトからCriAtomSourceの再生を制御する方法を説明しました。
CriAtomSourceの他に、CRIWARE Unity PluginにはCriAtomExPlayerというクラスが定義されています。
CriAtomSourceとCriAtomExPlayerのどちらを使っても、CRIサウンドデータを再生できます。
では、両者の間にどんな関係があって、どのように使い分ければいいのでしょうか?

CriAtomSource vs CriAtomExPlayer

CriAtomSource

  • MonoBehaviour を継承したクラス。GameObjectにアタッチして利用できます。
  • シーンに配置すれば、エディタ上でサウンド再生のパラメータを設定できます。
  • 3Dポジショニングが簡単に利用できます。
    • インスペクタでチェックを入れるだけで3Dサウンドを再生できます。
    • CriAtomListenerと併せて3Dサウンドの聞こえ方を簡単に制御できます。

CriAtomExPlayer

  • サウンド再生機能をまとめるネイティブプレーヤクラス
    • CriAtomSourceも内部で保有しているCriAtomExPlayerのインスタンスを使って、サウンドを再生しています。
  • スクリプトからこのクラスを制御する必要がありますが、より高度なパラメータ設定ができます。

CriAtomSourceとCriAtomExPlayerの使い分け

では、どんな時にCriAtomSourceを、どんな場面でCriAtomExPlayerを使うべきでしょうか?

CriAtomSource

  • 3D ポジショニングを使いたい場合、シンプルに音声再生を行いたい場合はCriAtomSourceが適切です。
  • CriAtomExPlayerのパラメータも、CriAtomSourceのplayerプロパティにアクセスすれば設定は可能です。

CriAtomExPlayer

  • 個別にパラメータを設定したいなどで大量にプレーヤを用意する必要がある場合や、 スクリプトから様々な制御を行いたい場合、シンプルなC#クラスであるCriAtomExPlayerを利用するのがおすすめ。
author:テイ