詳細動作オプション
引数-behaviour_params=<VALUE>を指定することで、出力されるアニメーションカーブの細かい条件を変更できます。
指定する値は以下の仕様にそったjsonファイル(UTF-8N)のファイルパスを指定します。
指定可能なパラメーター
現在指定可能なパラメーターとデフォルト値、およびその内容については以下となります。
{
"mouth_open_size_path" : "",
"mouth_open_value_medium" : 0.6,
"mouth_open_value_large" : 1.0,
"mouth_open_value_small" : 0.4,
"enable_adjust_delay" : true,
"enable_targets":[
"PP",
"FF",
"TH",
"DD",
"kk",
"CH",
"SS",
"nn",
"RR"
]
}
| パラメーター | 内容 |
|---|---|
| mouth_open_size_path | 口の大きさをラベルファイル形式で指定。"mouth_open_size.lab"などファイルパスを指定 |
| mouth_open_value_medium | 口の大きさ(中)のときの最大値。-enable_auto_detection_mouth_openオプションや、mouth_open_size_pathの項目がない場合は 0.0 ~ mouth_open_value_mediumの範囲内でアニメーションカーブが計算されます。 |
| mouth_open_value_large | 口の大きさ(大)のときの最大値 |
| mouth_open_value_small | 口の大きさ(小)のときの最大値 |
| enable_adjust_delay | 出力されるアニメーションのタイミングを音声と同期させるための調整を行うか。調整しない場合は、アニメーションの再生を平滑化のページに記載されている秒数分だけ音声より先に再生を開始してください。 |
| enable_targets | Mpeg4-Visemesアニメーションカーブファイル(.csv)で有効にしたい子音の指定。指定されなかった子音の列は0.0になり、母音で子音の口形状を表現します。母音は必ず aa, E, ih ,oh, ou が有効になります。 |
例:最大値を1.0へ変更する
カーブの有効値を 0.0 ~ 1.0 に変更したい場合は以下のように、mouth_open_value_mediumに値を設定したjsonファイルのパスを指定します。
{ "mouth_open_value_medium" : 1.0 }
例:あいうえお+ん
例えば、「あいうえお+ん」のような動きが欲しい場合以下のような内容のjsonファイルを指定します。
PPとnnは日本語でいう「ん」のような挙動になります。
出力されたアニメーションカーブのPPとnnの列を無視して aa,E,ih,oh,ou の列だけ利用すると日本語の「ん」のときに閉じる動作を期待できます。
PPとnnに対応するモーフターゲットがある場合はこれをあてはめてもよいです。
{ "enable_targets":["PP", "nn"] }
パラメーター:mouth_open_size_path
口の大きさをラベルファイル形式で指定します。
1列目は開始時刻(秒)、2列目は終了時刻(秒)、3列目が口の開き度合いの文字列です。
0.0 1.0 large
1.0 5.0 medium
5.0 6.5 small
口の開き度合いは以下の文字列で指定することができます。
- large
- medium
- small
このファイル相当の情報を音声から推定する機能がツール引数の -enable_auto_detection_mouth_open です