日本語5母音アニメーションカーブファイル出力(.adxlip)
引数-enable_adxlip_compatを指定した場合に出力されます。
CriLipsMake.exeから出力されていたファイルと互換のあるファイルフォーマットで出力します。
日本語5母音のみ有効な値が記録されています。
ファイルの内容
解析結果はカンマ区切りのテキストファイルとして出力されます。ファイルフォーマットは以下のようになっています。
// input: created by CriLipsMake2
// framerate: 100 [fps]
// frame count,msec,width(0-1 def=0.583),height(0-1 def=0.000),toungue(0-1 def=0.000),A(0-1),I(0-1),U(0-1),E(0-1),O(0-1),Vol(dB)
0,0.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
1,10.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
2,20.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.0615,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
3,30.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.1988,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
4,40.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.3530,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
5,50.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.5046,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
6,60.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.6423,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
7,70.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.7618,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
8,80.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.8605,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
9,90.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.9326,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
10,100.0000,0.5830,0.0000,0.0000,0.0000,0.9700,0.0000,0.0000,0.0000,-96.0000
行頭が'//'で始まるコメント部分はヘッダ部となっています。 現バージョンではヘッダ部は3行出力されます。 ヘッダより下の各行には口パターンデータの解析結果が記述されます。
frame count
フレームカウントは、フレームレート(100FPS固定)に従って一つずつ増えていく解析フレームの番号です。
msec
この行の口パターンデータが対応する音声時刻(ミリ秒)です。 CriLipsMake2から出力される場合は、10ミリ秒固定です。
width, height
CriLipsMake2ではサポートしていません。つねに閉じ口(0.0, 0.583)が書き込まれています。
tongue position
解析結果に応じた値が書き込まれます。
A, I, U, E, O
それぞれ以下の値を意味します。
- モーフターゲット「あ」のブレンド量(0.0f 以上 1.0f 以下)
- モーフターゲット「い」のブレンド量(0.0f 以上 1.0f 以下)
- モーフターゲット「う」のブレンド量(0.0f 以上 1.0f 以下)
- モーフターゲット「え」のブレンド量(0.0f 以上 1.0f 以下)
- モーフターゲット「お」のブレンド量(0.0f 以上 1.0f 以下)
モデルデータがブレンドできるモーフターゲットを持っている場合は、この出力値をモーフィングの値に利用してください。
なお、ここで出力される5つブレンド量の内、値が 0 を超えるものは最大でも同時に 2 つに制限されています。 3 つ以上のブレンドシェイプを組み合わせると口の形状が破綻する恐れがあるためです。
すべてのブレンド量を合計しても 1.0 を超えません。 また「あいうえお」の全てが0.0なら「話者が口を閉じている状態」を意味します。
Vol
デシベルは0.0で音量最大、マイナス方向に大きくなるほど音量が小さくなり、今回の結果では-96で無音としています。 -96~0.0は線形に音量があがっていくわけではないことに注意してください。 この値はアプリケーション向けの参考値として出力したものです。 音量が大きい時には口を大きめに開きたいなどの調整をする場合の参考に利用してください。